「~に信頼」「~から免れ」戦後国会の全用例(その1)
「~に信頼」「~から免れ」戦後国会の全用例(その2)
の続き。ここではもう一方の「~から免れ」について。
以下、用例を並べる。
- 参 - 本会議 - 昭和22年08月04日
○佐々木更三君 もしこの兩線の合流改修工事が完成しておりますならば、おそらく今年度数回襲つたところの大水害に對しまして、宮城県はその惨禍から免れることが可能であつたのであります。
- 衆 - 財政及び金融委員会 - 昭和22年12月05日
○泉参議院專門調査員 泉芳政 それで原案を訂正して修正案を申し上げますと「裁判所は、必要があると認めるときは、第十四條の判決をする前に、決定をもつて、仮りに、被拘束者を拘束から免れしめるために、何時でも呼出して應じて出頭することを誓約させ、その他適当と認める條件を附して被拘束者を釈放し、その他適当な処分をすることができる。」というふうにいたしました。
- 参 - 本会議 - 昭和23年06月28日
- 衆 - 地方行政委員会 - 昭和24年04月16日
○谷口委員 谷口善太郎 國土の荒廃からまぬがれるような対策を、私ども政府に持つてもらいたいと思います。
- 衆 - 通商産業委員会 - 昭和25年02月23日
○今澄委員 今澄勇 これは集排法の指定からまぬがれるところの一つの形態である。
- 衆 - 海外同胞引揚に関する特… - 昭和25年04月28日
- 衆 - 地方行政委員会 - 昭和27年04月02日
○岡野国務大臣 岡野清豪 地方団体としても割当られたり、強制されたりするようなことからまぬがれ得て、地方財政を堅持することができる、
- 衆 - 法務委員会 - 昭和27年05月10日
○加藤(充)委員 加藤充 行政処分の不当な処置からまぬがれさせるためのものであるということが説明されまするが、
- 参 - 内閣委員会 - 昭和28年07月06日
○松原一彦君 長く災害から免るる方法をとつて頂きたい。
- 参 - 文部委員会 - 昭和28年11月06日
○木村守江君 このような駐留軍の行為による被害からまぬがれるための移転費や施設設備費については国が補償すべきは当然と考えられますが、
- 衆 - 本会議 - 昭和29年12月04日
○稲富稜人君 いわゆる年末調整という大幅な税金天引きよりまぬがれしめ、手当を実質的に増額する一方、
- 参 - 農林水産委員会 - 昭和30年07月08日
○三浦辰雄君 虫害からまぬがれるためにいろいろと適切な薬品で貯蔵するためにも処理しなければならない。
○長谷川保君 この医療の進歩によって、同じ同胞が非常にたくさん死ぬことから免れて、病気が全快していくということが行われておるのでありますから、
- 衆 - 運輸委員会請願審査小委… - 昭和31年05月31日
○八木一男君 全国民が伝染の危険性から免れることを考えるならば、
- 衆 - 法務委員会 - 昭和34年03月05日
○大貫委員 大貫大八 いかなる行政作用といえども、司法権の監視から免るることができなことを明確にしておるのであります。
○久保小委員 久保三郎 自分自身の身分をそういう刑事罰から免れようとする場合には、
- 参 - 商工委員会 - 昭和39年02月18日
○上原正吉君 過当競争からまぬがれるということが
○宮地説明員 宮地茂 こうした重要な文化財が火災等から免れるためにも、防災施設並びに収蔵庫等完ぺきを期する必要があると考えております。
○小林武君 助教諭であるからといって同じ条件を持っておる者が返還免除から免れるということは、ちょっと私は納得ができないわけであります。
- 衆 - 石炭対策特別委員会 - 昭和45年03月11日
○岡田委員 岡田利春 一般炭の炭価の場合もその例からまぬがれるわけにいかないわけです。
○国務大臣(宮澤喜一君) 業界そのものは被害を受けることから免れることはできないはずなので、
○足鹿覺君 現代社会の傾向の中から免かれない運命に
- 衆 - 外務委員会 - 昭和47年05月17日
○楢崎委員 楢崎弥之助 これだって外務省が出しているこれを見ると、こういうことを書いてあるでしょう。「しかし、万一不幸にして、日本の安全保障のための唯一の方策は核武装であるというような状況が生じたとき」「わが国は、条約から脱退して、条約の義務からまぬがれることもできることになっています。」
- 衆 - 地方行政委員会 - 昭和49年11月12日
- 参 - 本会議 - 昭和55年05月14日
○宇都宮徳馬君 先制攻撃から免れて反撃能力を保持するためには、
○大鷹政府委員 大鷹弘 法律関係から免れる、抜け出すことはむずかしいのでございます。
○中村哲君 ああいう島国であったために、ある意味の戦火から免れる要素はあったとも言える。
- 衆 - 建設委員会 - 平成01年03月22日
○辻(第)委員 辻第一 このような中で、わずかに公社住宅は、その家負算定のあり方から狂乱地価の家賃への反映からまぬがれ、低所得の勤労者も安心して住める家賃がまもられてきました。
○松浦(利)委員 わずかの差で命は取りとめて、殺傷から免れている。
○稲村稔夫君 一体これで麦は安楽死から免れ得るであろうかと、私は非常に問題だと思うんですね。
○上村参考人 上村達男 荒海のような厳格な相場操縦規制から免れるための安全港、
- 衆 - 安全保障委員会 - 平成20年04月25日
以下は「~より免れ」