公文書に15歳慰安婦の記録
検梅成績ノ件(梅毒検査結果) 昭和十七年六月九日 イロイロ兵站支部医務室(カッコ内は人数)

15歳(1人) 16歳(2) 17歳(3) 18歳(3) 19歳(3)
20歳(5)  21歳(2) 22歳(2) 23歳(1) 24歳(1) 25歳(2) 26歳(3)
30歳(1)  31歳(2)

また次の証言も、15歳慰安婦がいたことを示している。
鈴木卓四郎「憲兵下士官」新人物往来社 昭和四十九年五月二十日 第一刷発行
 
では彼等慰安婦の稼業状態はどんなものであったろうか。…一度此の泥沼に入った女性は、仲々はい上がることが出来ず、三年―五年と、長いのは四十を過ぎても酌婦を勤めているものもいた。また、稼業許可規則も、あいまいなものであった。有夫の婦人と、十五歳未満以外の女は例外なく許可された。未成年の場合は、親権者の同意書とか、戸籍抄本が必要となっていたが、戦地外地という特殊事情から殆ど省略されていた。(p60・61)

(著者略歴によると、「昭和15年4月憲兵上等兵を拝命。南支派遣憲兵隊に転属。22年6月復員。」)